Loading Missiles into Drones, America’s Bombing of Iraq Feels Like a Game

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米軍は11日もイラク北部でイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」に対し、空爆を行った。これで4日連続だ。武装車両などを破壊し、過激派の拠点を奪還するなどの“戦果”を挙げたそうだが、米軍はまたも非人道的な兵器で大量殺戮を行っている可能性がある。「捕食動物」の異名を持つ無人攻撃機「プレデター」を本格運用しているのだ。

「米軍はアフガン戦争の頃まで偵察目的で無人機を運用していましたが、改良を重ねてミサイル2台を搭載させ、約3年前からパキスタン、イエメンなどで運用しています。ワシントンからテレビゲームのように遠隔操作するので、米兵を危険にさらさずに済むし、ギリギリまで標的に接近できるため、命中精度が高いからです。しかし、その一方で、攻撃の巻き添えとなる民間人が急増しています。無人機を飛ばす指令を出したCIAの情報がそもそも間違っていることもあるし、標的を誤認識することもあります。それでも米軍は無人機の運用頻度を増やしている。イラクでもきっと誤爆は起きているはずです」(軍事ジャーナリスト・世良光弘氏)

 2年前、パキスタンで女子高生が無人機に爆殺された。これまでの民間人犠牲者は1000人に上るとの推計もある。空爆を命じたオバマ大統領は約2週間の夏休みを満喫してゴルフを楽しんで批判されたが、当たり前の話である。

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