Not the World’s Policeman: Will America Be Strong Again?

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「世界の警察」をやめた米国は強国へと復活するのか

 アメリカ大統領選は予備選の前から1年にもおよぶ長期戦になります。それだけに、局面も徐々に移り変わり、気がつくと景色や状況が変わっているかもしれません。トランプ氏をめぐる最近の動きはそんな感じがします。

 その放言ぶりから態度を保留していた下院議長が「多くの共通点がある」として支持を表明しました。共和党の本流が同様に態度を変えれば、民主党のクリントン氏の苦戦ぶりが目立つだけに、さらに選挙戦は混迷しそうです。

 一方で、日米同盟を破壊するようなトランプ氏の発言にオバマ大統領も反論にでました。不確実な時代でも他国との同盟で米国は守られる-。そんな趣旨の発言は「世界の警察」をやめたオバマ氏の姿勢とどうつながるのか。強いアメリカの復活を目指す流れとの対決の行方が気になります。

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