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日米韓首脳の共同記者会見で垣間見た緊密さ 中継では得られない「貴重な機会」
バイデン米大統領がワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドで岸田文雄首相、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と開いた首脳会談の共同記者会見に参加した。
外交舞台となってきたキャンプデービッドに足を踏み入れる機会はめったにない。施設内の様子も写真に残そうとスマートフォンを手にしたが、セキュリティー上の問題で撮影は会見場だけに制限された。
キャンプデービッドをつぶさに観察することはかなわなかったものの、3首脳の会見は見応えがあった。首脳同士の関係や各国高官の緊密さなどを垣間見るシーンがあったからだ。
バイデン氏は会見中、隣の岸田氏が話をすると体を90度回転させて岸田氏の方を向いたまま、じっくりと同時通訳を聞いていた。
何度かバイデン氏の共同記者会見をみているが、相手への親近感がよりにじみ出る光景だった。7月の先進7カ国(G7)関連行事で、岸田氏をべた褒めしたバイデン氏の意図が演出か本心か見定めることが難しかったため注目していた。
韓国の朴振(パク・チン)外相が会見場でホワイトハウスや国務省の高官と親しげにあいさつする場面があり、幅広い関係構築を図っている様子も見れた。ある米政府関係者は記者に、テレビ中継では得られない「貴重な機会だ」と語る。(坂本一之)
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